猫が弾いても同じ音が出る?訳ではない。
昔、学生の頃
音楽大好きなおじ様に
「ピアノは猫が弾いても同じ音が出る」
と言われた事がある。
その時は漠然と
「違うんだけどなー」と思っていた。
でも、今ならその違いがハッキリと言える。
まず、
楽器を弾くという事は全身運動だと言う事だ、
声を想像して欲しい。
人間は(猫も)骨格が
一人一人違う。
筋肉や脂肪の付き方も違う。
身体の作りが違えば
当然出る音が変わる。
そして、
思考が違う。
感受性が違う。
同じフレーズを聞いても
「さみしい感じ」と捉える人と
「暗い感じ」と捉える人と
捉え方が変わる。
そして、皆が
「さみしい感じ」と感じても
「さみしい」体験はそれぞれ違い、
そこで感じてきた事も違う。
なので同じ音は
絶対に生まれない事が分かる。