つらっとつらつら

毎日の事を時々つらつらと。

叱り方褒め方@野口晴哉

子供がまだ赤ん坊の頃に

野口晴哉氏の本を沢山読んだ。

 

野口晴哉氏の言葉は禅問答のようで、

分かったこともあったし、

難解で分からない事もあった。

 

その中に、私の心を捉えて

離さない一文がある。

 

褒める時は的を射ること。

叱る時は的を少しはずす。

 

野口晴哉「叱り方褒め方」より

 

私はこの

「叱る時は的を少しはずす」

が、理解出来なかった。

 

しかし、

先日腑に落ちる出来事があった。

 

 

息子が1年間通ったサッカーを

5月で辞めた。

理由は色々とあったと思う。

 

そして、辞める旨をチームのラインに入れたら

あるお母さんから、個人的にラインを貰った。

 

 

そこには、

チームのコーチになったご主人が

息子の当たりの強さや、

怖がらずボールに

向かっていける子がいると思っていたと

書かれていた。

 

私はそれを読んで

2つの事を思った。

 

 

1、相談する事の大切さ

 

2、褒める事の大切さ

 

 

私が、事前に誰かしらに相談していれば、

彼の良さを的確にアドバイスしてくれる人が現れたはずだ。

 

 

もしくは、もっと彼の事を話せるよう

こまめにお母さん達とコミュニケーションを取っていれば、

もしかしたら

色々な人から励ましを受けて

彼は辞めたい気持ちを変えたかもしれない。

 

 

辞める時は辞める。

それは、大人も子供も同じだ。

 

 

でも辞めるに至るまでには、

様々な悩みや苦しみがある。

 

絶妙なタイミングで、

「褒める時は的を射る」事が出来たら

もしかしたら、

その人の人生だって変わる事がある。

 

それは、

「叱る時は的を少しはずす」も叱りだ。

 

これは、技術だ。

だから、磨かなくてはいけない。

本当に相手をよく見てなくてはいけない。

 

 

もう一度、この本を読んでみようと思う。

 

叱り方褒め方

叱り方褒め方